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「行きは楽しい下り坂、帰りは苦しい上り坂が待っています」
幕を開けたのは初開催となる「高野龍神スカイラインウルトラマラソン」。9月11日(日)5時30分、気温15.2℃のなか、100kmの部464人が発着点である高野山大学(標高約800m)をスタートしました。コースは最大標高約1300mの高野龍神スカイライン(国道371号線)を往復し、霊峰高野山と護摩壇山の2つの峠を越えます。最大高低差は812m、ひたすら「坂」の連続ですが、山頂から紀伊半島の山々を望むことができ、大会当日は紅葉も見られました。
464人が高野山大学をスタート!
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関門は6カ所。第2関門の41.9km地点を過ぎ、護摩壇山頂に到達すると、折り返し地点の第3関門(55km地点)まではひたすら下り坂。折り返せば、いま下ってきたばかりの10km以上続く坂が「上り坂」となって立ちはだかります。「この上り坂を走りきれる自信がない」と、この関門でリタイアするランナーも多く、最終的な完走率は46.1%となりました。
フルマラソンの自己ベストが3時間10分という谷知博光さん(46歳)は、10時間28分で完走。「今回のためにアップダウンのある山道コースで2回、50km走を実施しました。折り返し後の10km以上続く上り坂に苦しめられましたが、下り坂で調子を回復。また、40カ所のエイドで用意されたおにぎりや味噌汁、ぶどうなどを食べて元気になり、無事、完走できました。今まで出場したレースの中で一番きつかったです」。
種目:100km、50km 制限時間:100km…13時間30分、50km…7時間
(ランナーズ編集部・渡邉)
一足早く色づいた木々の中を走るランナーたち
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護摩壇山の坂では歩いてしまう人の姿も多く……
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