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23年度の全日本マラソンランキングをもとにサブ3.5の価値を様々な角度から分析。
2023年度にサブ3.5を達成したのは、男性3万6125人、女性2547人、合計で3万8672人。いずれも過去最多であり、年齢別ランキングの集計を始めた2004年度のデータと比較すると、男性で約3.3倍、女性で約2.6倍に増加。
一方、達成率(全完走者のうち何%がサブ3.5を達成しているのか)は12.2%(男性14.1%、女性4.2%)。04年度の15.1%(男性16.4%、女性8.1%)当時より低下している。当時は制限時間6〜7時間の大会が少なかったことが一因。
サブ3.5達成者がもっとも多い年齢は男女ともに47歳。男性1404人、女性116人だった。
達成率がもっとも高い年齢は、男性が39歳で19.3%、女性が42歳で7.2%。達成率は50代から大きく低下する。
年齢別の達成者数は男性65歳が65人だが67歳は22人。女性は55歳が62人だが、57歳は32人。また、男性65歳、女性55歳を過ぎると達成率が3%を切る。男性65歳、女性55歳を超えてからサブ3.5を達成するハードルは極めて高くなる。
2023
年度最年長サブ3.5
男性:財前廣和さん(76歳/3時間17分57秒)
男性:外薗幸一さん(76歳/3時間20分41秒)
女性:森下多恵さん(67歳/3時間18分25秒)
女性:田中久子さん(67歳/3時間29分38秒)
歴代最年長サブ3.5
男性:小口親司さん(80歳/3時間29分57秒/2016年度)
女性:橋本静代さん(70歳/3時間29分39秒/2015年度)
23年度と歴代の最年長サブ3.5達成者を紹介。男性歴代最年長は小口親司さん。その年齢はなんと80歳! 厚生労働省が発表している日本人男性の健康寿命が72歳なので、それを8歳も上回る。
当時の小口さんの月間走行距離は約500km。息子の秀哉さんが主催するランニング教室で小学生たちとリレーや、2000mペース走などを行い、スピードも強化。ジムでの筋トレなどの補強もしっかりと行っていた。
女性最年長達成者の橋本静代さんは70歳で3時間29分39秒。この記録はマスターズ74〜70歳世界記録の3時間35分29秒を5分近く上回っている。
女性でサブ3.5達成者が100人を超えたのは、42、45、47、48、49歳のみ。それ以外の年齢はサブ3.5を達成すれば100位以内。男性の達成者は19歳から63歳までは100人を超えている。またサブ3.5でトップ10に入れるのは男性70歳以降、女性62歳以降。
下の記録は、男女年代別にフルマラソンタイム3時間、3時間半、4時間を偏差値で表したもの。3時間半の全体平均は男性が61.61、女性が67.52。大学入試の偏差値に当てはめると、偏差値61は法政大学社会学部、偏差値67は京都大学医学部。※出典:Toshin.com
性別で比較すると、女性の3時間半は男性の3時間、女性の4時間は男性の3時間半と近しい偏差値となった。
【男性】
全体平均:3時間(66.83)/ 3時間30分(61.61)/ 4時間(56.38)
20
代以下:3時間(67.07)/ 3時間30分(62.19)/4時間(57.31)
30
代:3時間(65.35/ 3時間30分(60.46)/ 4時間(55.57)
40
代:3時間(65.60)/ 3時間30分(60.30)/ 4時間(55.00)
50
代:3時間(67.79)/ 3時間30分(62.17)/ 4時間(56.55)
60
代:3時間(72.25)/ 3時間30分(66.32)/ 4時間(60.38)
70
代以上:3時間(ー)/ 3時間30分(72.53)/ 4時間(66.37)
【女性】
全体平均:3時間(73.10)/ 3時間30分(67.52)/ 4時間(61.94)
20
代以下:3時間(75.07)/ 3時間30分(69.57)/ 4時間(64.06)
30
代:3時間(72.24)/ 3時間30分(66.98)/ 4時間(61.71)
40
代:3時間(71.70)/ 3時間30分(66.10)/ 4時間(60.53)
50
代:3時間(73.57)/ 3時間30分(67.65)/ 4時間(61.71)
60
代:3時間(ー)/ 3時間30分(70.51)/ 4時間(64.36)
70
代以上:3時間(ー)/ 3時間30分(ー)/ 4時間(ー)
以下の集計は、サブ3.5達成者の多い大会と、達成率の高い大会。達成者数の多い大会1・2番目は参加者数が3万人を超える東京マラソンと大阪マラソン。3番目の別府大分マラソンは、参加者数こそ4000人以下だが、完走者の98%にあたる3314人が達成。以前はトップアスリートのみが参加できる大会だったが、2011年から参加資格が3時間30分以内に緩和された。
| 3 時間半切り達成者が多い大会(達成者数) | 3 時間半切り達成率が高い大会(達成率) |
| 東京マラソン(3819人) | 東京マラソン(3819人) |
| 大阪マラソン(3399人) | 加古川マラソン(33.1%) |
| 別府大分マラソン(3314人) | 勝田全国マラソン(28.8%) |
| つくばマラソン(3139人) | AC 真駒内マラソン(27.4%) |
| 神戸マラソン(2690人) | 別海町パイロットマラソン(26.4%) |
※マラソンランキング対象者のみで集計。参加者500人以上で、参加資格を設けていない大会のみを対象(別大除く)。
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