ランナーの悩みにランナーが回答するQ&Aコミュニティ「ランナーの知恵袋」。この中でアクセスの多かった人気項目をダイジェストでご紹介します!
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フルマラソン完走直後、足のふくらはぎが痙攣(けいれん)を起こして動けなくなり、救護所で水分不足と告げられました。スタートから17kmぐらいまではタイムを優先しのどが渇いていても水分を補給せず、その後4回ほど適度に給水コーナーでスポーツドリンクを補給しました。当日は暑かったものの、さほど汗も出なかったので水分補給は必要ないと思っていたのが裏目に出たのでしょうか? みなさんはどうやって補給のタイミングや量を調整しているのでしょうか? (毎回ぶっつけ本番さん) |
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レースにボトルポーチやハンドボトルで水分を携帯するランナーもいる
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のどが渇いたと感じた時はすでに脱水状態にあるので、その後にいくら補給してもレースを続けている以上無理があります。 |
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フルマラソンのときはだいたい5kmごとに水分補給をするようにしています。 |
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当日暑いと感じていたのにさほど汗が出てない時点で、もともと体内の水分が足りないと思われます。また、のどが渇いていると感じている時点で水分補給のタイミングとしては遅いとも言われています。 |
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タイムを優先して給水をしなかったということですが、上手な給水技術を身につければタイムロスなく給水することができます。この際のポイントは以下の3点です。 |
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私は、各給水場で必ず水を摂っています。汗が出ていなくても、呼気などで意外に水分は減少するものです。 |
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私自身60回弱のレースの経験から「のどの渇きを覚えたときにはすでに遅い」は正解です。むしろレース序盤こそ、給水所のたびに補給し、中盤過ぎてから状況を見て調整します。 |
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私の場合、中間点の21kmまでは3kmごとに、携帯した500mlのスポーツドリンク等を使いながら給水箇所の水と併用します。多分、5km間隔で給水所の水はあるでしょう。その間にスポーツドリンクをひと口飲みます。量の目安は21km地点で半分残っている程度、 250ml程度でしょうか。 |
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私の場合は、大会で準備してあるほとんどのエイドで給水を取ります。その際、距離ごとにしっかりドリンクを飲むときと水で口を潤す程度のときを使い分けています。また、自分で塩分タブレットをポーチに何個か入れて、5kmごとに1〜2個補給するようにしています。気温が高い時は、身体も熱くなってくるので、シャワーやスポンジがある大会では、必ず利用するようにしています。 |
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水分補給はスタート前からして、レース前半にメインで給水するほうがいいと思います。身体の構造上、人は1時間に500cc程度の水しか吸収できません。そして走るスピードや体型にもよりますが発汗量は1時間に800ccくらいになります。4時間でフルマラソンを走るとしたらキチンと給水していても1200ccの水分不足という計算になります。 |
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規模の大きいレースだとランナーの数が多く給水に失敗する可能性もあるので、重たくなるもののボトルポーチを装着して給水するのがより堅実だと思います。給水量は、給水所の 紙カップなら全部飲み、自分で飲み物を持っている場合はひと口飲むのが適量かなと思います。 |
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運動中の消化器はあまり活動せず、水分の吸収に時間がかかるそうです。さらに、のどの渇きを自覚していたらもう脱水は進行していますし、すでにかなりの脱水状態になっていて汗が出ていない可能性もあります。 |
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消化能力と吸収速度には限界がありますから、走るという激しい発汗のなかで体内の水分残量を維持するのは所詮無理。つまり給水の目的とは「渇きを潤す」のではなく、いかに失う水の量と補う量の差を縮めて、のどの渇き・ケイレン、という症状が出るのを先送りするかなのです。 |
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あまり運動しない人でも、一日に必要な水分は毎回の食事や間食などで、1.5L (リットル)だそうです。運動量が多いランナーには2Lは必要です。大会前日にはそのいつもの水分量に加えて、500ml余計に水分を摂るといいです。そして当日も、朝起きてから会場到着までに500mlペットボトルで1本飲み切るのがベターです。当日の天候と自分の汗の出具合で、のどが渇く前から少しずつ給水するのです。 |
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給水の目的は、エネルギーを生み出すためです。水分が足りなければ、脂肪はうまく燃焼されません。 |
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大会にもよると思いますが、完走したときすぐ500mlのペットボトルの水分をもらえたら、全量そのまますぐに給水します。さらに、有料でも、完走後のどこかのブースで水分となるうどんやみそ汁などを水+塩分、と思っていただいています。 |
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給水の量やタイミングにくわえ、水分補給と身体の仕組みそのものについての指南も数多く寄せられ、質問者さんも給水についての認識を新たにしたとのこと。純粋な給水方法以外にも立ちはだかる混雑やトイレなどの問題についても、ランナーそれぞれの対策が興味深いテーマとなりました!
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