洞爺湖マラソン　北海道のフルマラソンは5月の洞爺湖から始まる

5月に開催される洞爺湖マラソンは北海道のランニングシーズンの幕開けを告げるフルマラソンとして、多くの地元のランナーに親しまれています。コースは細かいアップダウンがあるもののおおむねフラット。カルデラ湖の洞爺湖の湖面に浮かぶ中島、湖畔に咲く八重桜、遠望できる羊蹄山など、洞爺湖ならではの春の景観が人気です。

フルマラソンは中間地点を過ぎたあたりで一度洞爺湖を離れ、片道約4km高低差およそ70mの財田地区の坂を往復するコースになります。この箇所をレースのポイントとしてあげるランナーも多数。前回の洞爺湖マラソンを2時間44分20秒で2年ぶり5回目の女子優勝を果たした藤澤舞さんも新コース1年目の時、この中盤の坂に難しさを感じたそうです。
「きついとは思わなかったので、ぐいぐいと上って下りました。知らない間に頑張りすぎて脚を使ってしまったのか、その年は後半苦戦したことをよく覚えています。翌年からは前半余裕を持って走り、後半に入るということを意識しながら走るようになりました」

藤澤さんはサロマ湖100kmの登録女子の部で3回優勝しているランナー。毎年この大会を経てサロマ湖へ照準を向けます。
「シーズン最初の地元の大会ということで今年も出場します。洞爺湖マラソンはコースもフラットで暑くなく、走るのに適した大会だと思います。今年も優勝してサロマへ向かいたいですね」（藤澤さん）

・全国ランニング大会百撰に選ばれた大会
・全日本マラソンランキング対象大会
・MCC参加大会