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RUNNET TRAIL

トレラン・レースリポート

  • 陣馬山トレイルレース

開催日: 11月4日(日)
開催地: 神奈川県相模原市

ず~っと上って、ず~っと下る、きついコース
レース後の激しい筋肉痛が、ある意味心地よい?!

マレットゴルフ場がスタート&ゴール会場。参加者が一斉スタート
マレットゴルフ場がスタート&ゴール会場。
参加者が一斉スタート

7年ぶり2回目の陣馬山トレイルレースに出場しました。
陣馬山は東京都八王子市と神奈川県相模原市の境界にある、標高854mほどの山で、首都圏の手軽な登山ができる山として人気のスポットです。
この陣馬山を舞台に行われるこの大会は、かながわ国体にも使われたコースを使った、走行距離23.54kmのトレイルレース。今年で14回目を数える人気大会です。 
スタート地点は、藤野市のふじのマレットゴルフ場で、約1252人の参加者が一斉スタート! ここから明王峠を経て陣馬山へ向かいます。 
最初は幅広のアスファルト道ですが、林道に入ってほどなく、シングルトラックになるあたりから、前が詰まりはじめて……、途中、完全に5分間ほど止まってしまいました。
この大会、リズムよくアップダウンを繰り返すというコースではなく、ず~っと上って、ず~っと下る、少々きついコースです。急な上りは歩き、下りで走ってバラける。そんな繰り返しのためか、23.5kmという距離の割には、かなり脚にダメージがきます。ロードとの違いをかみしめつつ、山の中の気持ちよさを感じてのレースとなりました。


給水スタッフのおばちゃんとちょっとした交流
心の友はスニッカーズとぷっちょ!


走り始めて間もなく胸に違和感が。そう、以前もやったことのある乳擦れです。
「しまった。これは放っておくとヤバイ!」
というわけで、陣馬山山頂までいったとき、信玄茶屋で水を配っていたおばちゃんにお願いして、バンソーコーを分けてもらい、乳首に貼って事なきを得ました。おばちゃん、本当にありがとうございました!
これで見晴らしのよい景色を楽しむ余裕が生まれました。コース状況の変化とともに、景色の変化もトレイルの楽しみにひとつ。まだ脚にも余裕があったので、要所要所で写真をパチリ。
当日は湿度が高くて山頂は少しガスっていました。走っている間はいいのですが、止まるとひんやり。この日の装備はバックパックにはせず、ウエストポーチに、補給食とペットボトルを持参。10リットルくらいのバックパックにハイドレーションをセットしている方が多いようでしたが、エイドはこの山頂(実は非公式?)と、山頂から尾根を下りきった落合の集落(ここはバナナもある)と、19km地点の栃谷林道分岐の合計3箇所だったため、この軽装備で十分でした。
ロードのレースではエネルギージェルなど、スポーツ用の補給食を準備しますが、今回はあえて「スニッカーズ」「コーラ味のぷっちょ」「塩アメ」を用意。上りで歩いているときにしっかりと味わって楽しめました。

シングルトラックに入るとほどなく渋滞が始まった
シングルトラックに入るとほどなく渋滞が始まった

ガスってあいにくの天候だったけど、見晴らしのいいところでは景色を楽しめました
ガスってあいにくの天候だったけど、見晴らしのいい
ところでは景色を楽しめました



こういう景色の中を走るのって気持ちいい
こういう景色の中を走るのって気持ちいい

心折れる約8km続く上りのアスファルト道
ここをいかに走るかがレースの分かれ目


落合を過ぎた12km地点あたりから、4m幅程度の広めのアスファルトの上り道が8kmほど続きます。これがこのレース中最もきつい箇所で、ひたすら上りで本当に心が折れます。まわりも歩く人が多かったですね。私ももちろん歩いてしまいました。が、ここをうまく走りきれるとタイムも順位もかなり変わるはず。上りきったところでペットボトルの水が待っていてくれました。そこを過ぎると、一転今度はひたすら下り。つま先と腿を使いに使って、太ももにかなりきます。
下りはガレ場もあり、足元をしっかり見ながら走ったつもりですが、何度も足首ひねってしまいました。最後は蛇行しながら下ります。細い道で、遅い人は端によけ、速い人はそれをうまくすり抜けて、道を譲り合いながら交わす必要ありますが、リズミカルに下っていくと、これが結構楽しい! これぞトレイルの醍醐味と思いました。
こうして最後にアスファルト道に出たら間もなくゴール!
ゴールでは味噌味のすいとんが待っていてくれます! 疲れた身体にしみるほどおいしい!
この大会は首都圏から近く、駐車場もちゃんとしているので、車でもアクセスしやすく参加しやすいよい大会です。レースの後は、温泉で疲れを癒すこともできます! これでウエーブスタートを採用してくれたら本当にいい大会になると思うのですが……。 (RUNNETスタッフ・S)

優勝はトップトレイルランナーの宮原 徹さん。1時間40分ほどで走ってしまう! 私はちょうど宮原選手の倍くらいかけて、じっくりとタフなコースと格闘しました!
優勝はトップトレイルランナーの宮原 徹さん。
1時間40分ほどで走ってしまう!
私はちょうど宮原選手の倍くらいかけて、じっくりと
タフなコースと格闘しました!




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