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RUNNET TRAIL
リポート/宮坂 和宜さん
11月6日、岡崎市の市制100周年を記念して開催されるイベントのひとつとして「第1回トレランフェスIN岡崎」に参加してきました。
最近、ほかの大会ではコンディションつくりに失敗していたので、前日はビールも飲まず布団に入りましたが、うきうきしてなかなか寝付けず、やばいと思うとさらに寝られず、朝になってしまいました。
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記念すべき第1回大会には385人のランナーが出走!
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スタート&ゴール会場は、岡崎市の中央総合公園。市の中心街から数分のところに広がる、里山を舞台に、20kmのトレイルランレースが誕生しました。
当日は天気も良くトレラン日和です。駐車場も楽に入れて、受付もすぐ近くでとても便利。
この大会、途中エイドステーションは設置されていないため、水1リットル以上と補給食を携帯することが義務づけられています。念のため多めの1.5リットルの水と、パンや補給用のスポーツジェルなどを携帯しました。
次々と景色やコースが変化して、
あっという間に走れてしまう
朝9時スタート。先は長いので、とにかくゆっくりペースで進みます。
山に入ったところで渋滞。でもトレランのスタートはいつもそうなので、焦る気持ちを抑えて我慢です。
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スタート&ゴールのストレートは真っ赤なもみじ並木
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スタートの9時の気温は15.5℃。日中には20℃まで上がり、
軽快なスタイルで走ることができた |
そのうちにだんだん走りやすくなってきて、同じくらいのペースの人たちと一緒に走ります。
後ろから、他の人の走り方を見て、楽そうに走っている人はスピードが落ちません。
抜かれても「動きが大きいな」と感じる人はスピードが落ちてきます。
後半必ずきつくなるので、体幹を意識してリラックスして走ります。
楽しく10kmまではあっと言う間でした。
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最初は少し混み合うけれど徐々にばらけて
走りやすくなった |
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日射しが気持ちよい草地を抜けて…
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20kmの中には、シングルトラックがあれば、広めのところもあり、楽しく走れる箇所があれば、斜度15%以上という急な登りもあり、竹林や田園の中を通ったと思えば、遠く海まで見える見晴らしのよい場所も…。
「山がきつくなってきたな」と思うとロードを走れて飽きません。変化に富んだコースが魅力的です。
途中の距離表示がわかりやすく、コースも間違えるところはありませんでした。また間違えそうなところには、スタッフの方たちが立っていてくれました。
途中、登山客にも遭遇しますが、声をかけあって道を譲っていただいたりしました。
後半15km地点あたりで女子1位の方に追いつき、しばらく言葉を交わしながら走りました。が、そこからがきつかった。
木を飛び越えるときに足が攣り、後ろにいた人に先に行ってもらいます。
そろそろと走っていたら走れるようになってきたので、だましだまし走りました。
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比較的初心者にも走りやすいコース、ゆるやかな
制限時間もうれしい |
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岡崎市街地から遠く三河湾まで望む景色にしばし
うっとり… |
最もきついのは、残り3km地点の急な上り坂!
これを越えたらもうすぐゴール
17km地点あたりには、このコース最大の急坂が待ち構えています。そして残りあと1kmの表示が。最後の美術館の階段に挑みます。なんとか上りきったところで両足が攣る寸前。でも30m先に人の姿が…。抜かずにはいられません。
ゴールまで、もみじ並木のゆるい下りを両足攣りながら追いかけます。
ゴール2m前で抜くことができました!
でも後から考えたらトレランだからそんなにムキにならなくてもよかったかも。
しかし、本当に楽しく走れました。スタッフのみなさん、走らせていただいてありがとうございます。
そしてゴール後に振舞われる地元猟師の方々による「しし(イノシシ)汁」も、おしかったです。
ゴールしてくる人たちをしばらく見ていましたが、
みんな笑顔で「いいコースだったね。」と言っている人が多かったですね。
すれ違った登山のみなさんもありがとうございます。
市街からすぐ近くの場所で、本格的なトレランコース、最高でした!
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プロフィール
4年前、体力の衰えを感じたことをきっかけにトライアスロンをはじめ、現在は、ロードランやトレイルランなどを含め、年間3大会ほど出場。フルマラソンのベストは3時間45分。今大会では、事前のコース試走にも参加し、新規大会誕生の裏方もつとめた。岡崎市在住。