世界マスターズ選手権M40 5000mで4位となったセルオド・バトオチル選手(左)。
右はM35 5000mで3位だったモンゴルのOdkhuu GAL-ERDENE選手 |
35歳以上のアスリートであれば誰でも参加できる世界大会「世界マスターズ陸上競技選手権」(以下、世界マスターズ)が8月21日から9月3日まで韓国の大邱で開催され、M40(男子40歳以上)5000mでは兵庫県在住のセルオド・バトオチル選手が15分44秒74で4位に入りました。44歳のバトオチル選手は2003年から25年まで、世界陸上とオリンピックにモンゴル代表として18大会連続で出場しており、ランナーズでは2024年9月号にインタビュー記事も掲載しています。近況と今後について聞きました。
――世界マスターズに出場した理由は?
来年日本で開催されるワールドマスターズゲームズ(※マスターズのオリンピックに相当する大会)に出場予定のため、他の国の同世代選手がどのくらいのレベルなのか把握する目的で参加しました。マスターズの大会に出るのは初めてです。今回は5000mとハーフマラソン(1時間15分2秒で9位)を走りましたが、ワールドマスターズゲームズの参加種目はまだ決めていません。
――現在はどのように生計を立てているのですか?
今年3月に以前の会社を辞めて、4月から別の会社に入りました。日本の食べ物をモンゴルに輸出する仕事をしています。午前中に仕事をして、朝と夕方に練習しています。競技活動をサポートしてくれるスポンサーも探しています。
――現在の練習状況は?
普段は1週間に140kmから200kmくらい走っています。ずっと200kmではなく、身体の状態を見ながら増やしたり減らしたりしています。ただ、8月15日にウランバートル(モンゴル)で結婚式を挙げたので、今は練習不足です。2001年に結婚しましたが、競技で世界中を飛び回っていたので結婚式をする時間がなく、ようやくできました。
――今後の目標は?
ワールドマスターズゲームズのほか、来年の北京世界陸上と、2028年のロサンゼルスオリンピック出場を目指しています。前回のパリオリンピックは4kmで脚を痛めてしまい、ゆっくり走ることしかできませんでした。昨年はあまりいいタイムを出せませんでしたが、しっかり練習すれば2時間10分は狙えると思っています。もう一度オリンピックの舞台に立ちたいです。
M40 5000mで優勝したのはケニアのPaul Kipkemoi KIPKORIR選手で14分32秒27。自己ベストは5000mが13分40秒、10kmが28分00秒で、「2、3年前からまた走り始めた」そうです。「純粋に楽しいから走っている。ケニアでは毎日トレーニングをするのが当たり前なので、走ることが生活の一部になっている。今日は世界の同世代のマスターズ選手たちと競い合って優勝できて、とてもうれしい」と話していました。
M40 5000mで優勝したPaul Kipkemoi KIPKORIR選手(左から4人目)
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