夏ランは『脳のブレーキ』を緩めることが大切(写真/小野口健太)
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本格的な夏の到来を前に、ランナーズ8月号では暑熱対策やそのためのアイテムを特集しています。その中で、気温50℃を超える米国カリフォルニア州のウルトラマラソン「Badwater 135」を完走している岩本能史さんに暑熱対策のポイントを解説してもらいました。そのインタビューを一部編集して紹介します。
夏ランをする上で最大のポイントとなるのは「脳」への対処です。暑い中で走っていると、長い時間走っていないのに、なぜか足裏が痛くなったり、腹痛が起きたりすることがあります。実は、これは「脳が走るのをやめさせよう」とするシグナルです。脳にとって身体は唯一の乗り物なので、危険を察知するとすぐに、あの手この手で身体にブレーキをかけようとするのです。
私の経験では、脳は本当に危険な状態になるかなり手前からそういったアラートを出し始めます。逆に言えば、脳を「安心させる」ことができればブレーキを緩められます。私はこれを「脳を騙す」技術だと考えています(もちろん、脱水や熱中症などの症状を察知したときはすぐに中止することが重要です)。
暑さに対して、最も脳を安心させる方法が「首を冷やす」ことです。血液は体温が43℃近くなると正常に機能しなくなると言われており、これを防ぐために脳内では血液の温度が定点観測されています。そのため首を通る血液が冷えていれば脳は「大丈夫だ」と判断するのです。
ただ、暑さを脳に認識させるセンサーは身体中にあるため、直射日光を防いだり、通気性の高いキャップや冷感素材のウエアといったアイテムを活用することも必要です。これらを駆使して脳が「大丈夫だ」と安心できる状態を維持すれば、いつもより快適かつやる気を持って夏のトレーニングができるようになるはずです。
脳につながる首周辺は暑さ対策の最優先ポイント。走る前から冷やし、脳の警戒を緩めよう。
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(写真右上)
ZAMST アイスバッグ首用 ¥3,960
未着用時よりも体感温度を20℃下げます。使わない時はコンパクトに折りたためます。
(写真右下)
Spazio クールネック氷のう ¥2,970
後頭部が太くなった形状で、日焼け防止にもなります。
(写真左上)
サンファミリー エコクール首に巻けるアイスバッグ ¥2,178
3つのストッパーで氷の位置を調整できます。ボタンでフィット感が変えられます。
(写真左下)
アルファックス 巻けるFIT氷のう ¥2,750
氷をたっぷり入れられる容量900cc。氷が融けた後も冷水がうなじを冷やす構造で、冷却効果が長続きします。
ランナーズ8月号では走っている最中も涼しく感じる最新の暑熱対策アイテムや、岩本さんの「脳を騙す」テクニック集も紹介しています。ぜひご覧ください。
協力/スーパースポーツゼビオ東京御茶ノ水本店
商品解説/田中葵さん(同上)
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