2025年福岡国際マラソンで2時間29分46秒の自己ベストをマークした川人さん(写真/石田祥一)
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ランナーズで連載中のサブ2.5を達成しているランナーのトレーニングを紹介する「マイトレーニング」。今年2月の別府大分毎日マラソンで2時間29分31秒の自己ベストをマークした川人慎二さん(大阪・51歳)の記事を一部編集して紹介します。50歳を超えてなお記録を更新し続ける秘訣は、週末50kmジョグとポイント練習の積み重ねにありました。
2025年度全日本マラソンランキング男性50歳のトップに立ち、「日本一速い校長」と目される川人さん。日々の練習は、午前4時〜4時半に起床して10〜15kmを走ることから始まります。校長を務める大阪府内の小学校では朝7時45分には出勤して正門で生徒を迎えます。退勤後は帰宅ランなどで10kmを走ります。
ポイント練習は木曜日と日曜日。木曜日の長居公園での練習会にはほぼ欠かさず参加しています。土曜日には50kmジョグを行い、日曜日に2km×4本や16kmペース走を行った後、20kmジョグで帰宅します。
「スピード練習では若手に敵わないけれど、ストイックさでは負けないようにしています。年を重ねても走り込みで脚力を鍛えておけばスピードは大きく落ちないと感じています。前日に50kmジョグをしても、翌日は予定通りポイント練習をこなします。身体が丈夫なのか故障もほとんどしません」といいます。
川人さんは、高校・大学で陸上競技部に所属し、5000mの自己ベストは15分30秒。大学卒業後、小学校教員になってからも走り続け、2001年の別府大分マラソンで自己最高を2時間33分16秒まで伸ばしました。
その後、結婚して子どもが生まれ、仕事の忙しさもあり、ランニングを中断。娘が中学生になり自分の時間が持てるようになった43歳で、17年ぶりに走り始めました。2018年福知山マラソンでは3時間12分48秒でしたが、2022年防府読売マラソンで2時間33分6秒と21年ぶりに自己記録を更新。
昨年12月の福岡国際マラソンで50歳で初のサブ2.5を達成(2時間29分46秒)。今年2月の別府大分でさらに2時間29分31秒まで記録を伸ばしました。
川人さんは校長として「心地よい学びあふれる学校づくり」を掲げ、朝礼では「いい失敗をしよう。挑戦しないと失敗はできない」と子どもたちに語りかけています。
「私自身、レース前はわくわくの極致にいます。九州や北海道で試合があっても、翌日には朝礼で子どもたちに結果を報告するため当日に帰ります。チャレンジせなあかんと自分に言い聞かせています」
今季もトラックレースやハーフマラソンには出ず、フルマラソンだけに絞ります。「2時間30分を切って走り続けること」を今後の目標に掲げつつ、同年齢の宮原武也さん(男性50歳3位)と競い合って2時間28分台を目指しています。
川人さんのランニング歴やより詳しい練習メニューは、現在発売中のランナーズ7月号で紹介しています。
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