大会ニュース
RACE NEWS第95回箱根駅伝は、1月2日、東京・大手町を午前8時にスタート。箱根・芦ノ湖までの5区間、107.5kmの往路を22校とオープン参加の関東学連選抜の、計23チームが走り抜けた。
4区で区間新記録を出した東洋大・相澤晃選手は、往路優勝への大きな原動力となった
|
箱根駅伝史上3校目の5連覇に向けて盤石という前評判の青山学院大学は、3区の森田歩希選手が区間新記録でトップに立ち、一時は流れに乗ったかと思われた。が、4区、5区で順位を落とし、結局往路は6位に終わった。
一方、昨年往路優勝の東洋大学は1区西山和弥選手が区間賞のほか、安定した走りを見せ、4区で区間新記録を出した相澤晃選手がトップにたつと、そのまま順位をキープし、5時間26分31秒の新記録で往路優勝を決めた。
山上り区間である5区では、上位3人がこれまでの区間記録を更新する高速レースとなり、国学院大の浦野雄平選手が1:10:54で区間賞をとり、同校を往路3位に押し上げた。
4位でタスキを受け取った東海大・4区の館澤亨次選手(写真左)は、駒澤大・加藤淳選手(写真右)、さらに青学大・岩見秀哉選手を交わして2位で小田原中継所に入った
|
青学大は復路に爆発力のある選手を残しているとはいえ、東洋大とは5分30秒、2位の東海大とも4分14秒という大差をつけられている。5連覇への道は険しい。
5年ぶりの総合優勝を目指す東洋大学。また1分14秒差で2位となった東海大学は、もともとスピードに定評があるチーム。今季、トレーニングを変えてロードのための走りを強化して、こちらも優勝候補として注目されている。
3日の復路のゆくえに注目したい。
(写真:菊池陽一郎)
総合タイム 1位との差
1位 東洋大学 5:26:31
2位 東海大学 5:27:45 01:14
3位 國學院大學 5:29:15 02:44
4位 駒澤大学 5:29:59 03:28
5位 法政大学 5:31:36 05:05
6位 青山学院大学 5:32:01 05:30
7位 順天堂大学 5:32:05 05:34
8位 拓殖大学 5:32:08 05:37
9位 帝京大学 5:33:30 06:59
10位 中央学院大学 5:33:32 07:01
11位 明治大学 5:34:14 07:43
12位 中央大学 5:35:26 08:55
13位 日本大学 5:35:37 09:06
14位 国士舘大学 5:35:53 09:22
15位 早稲田大学 5:36:06 09:35
16位 日本体育大学 5:36:33 10:02
17位 東京国際大学 5:37:15 10:44
18位 神奈川大学 5:39:41 13:10
19位 城西大学 5:40:10 13:39
20位 上武大学 5:42:26 15:55
21位 大東文化大学 5:43:07 16:36
22位 山梨学院大学 5:44:16 17:45
OP 関東学生連合 5:44:17 17:46
1区 西山和弥 東洋大学 1:02:35
2区 パトリック・M・ワンブィ 日本大学 1:06:18
3区 森田歩希 青山学院大学 1:01:26 (区間新記録)
4区 相沢 晃 東洋大学 1:00:54 (区間新記録)
5区 浦野雄平 国学院大学 1:10:54 (区間新記録)