大会ニュース
RACE NEWSシーズンを締めくくる公認フルマラソンとして、全国から参加者が集う佐倉朝日健康マラソン。男子は京都マラソン(2月17日開催)を2時間16分27秒の大会新記録で制した丸山竜也選手(松戸市陸協)を筆頭に、2週間前の古河はなももマラソン(3月10日開催)を2時間19分12秒の大会新記録で優勝したばかりの坂本智史選手(北杜陸協)ら有力選手が顔をそろえ、2時間20分10秒の大会記録更新に期待が高まる中スタートが切られた。
男子優勝の丸山選手は4月の長野マラソンに出場予定。「入賞が目標」と抱負を語った
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水清田選手は5月のいわて奥州きらめきマラソンに出場予定「大会を通じていろんな土地を訪ねてみたい」
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この日の佐倉は15℃近くまで上がった気温以上に風がランナーを苦しめた。スタートしてすぐ、先頭集団は強い向かい風にさらされたが、3位に終わった坂本選手がレース後「彼だけ動きが違って見えた」という丸山選手が風をものともせず1キロ3分10秒前後のペースで後続を引き離していく。中間点では1時間7分23秒で通過した丸山選手が、2位通過の坂本選手に2分以上の大差を付けた。応援naviのフィニッシュ予測タイムは2時間14分台を示し、会場の実況は「とてつもない記録が出るかもしれません」と期待が一気に高まった。
しかし終盤にふたたび強い風が丸山選手を襲う。「38km過ぎに手がしびれて身体が動かなくなり、心も折れそうになりました」とレース後に厳しい局面を振り返った丸山選手だが「ここまで来た以上は頑張らなければ」と、40km過ぎから気力の走りを見せ、これまでの記録を2分17秒更新する2時間17分54秒の大会新記録で優勝を果たした。
スタート時間は午前9時30分。都内から1時間前後とアクセスがよく関東圏なら日帰り参加できる
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佐倉市は高橋尚子選手らを育てた小出義雄氏の拠点。沿道には佐倉市ゆかりのランナーのモニュメントが建つ
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一方、女子はスタートからフィニッシュまで首位を譲らなかった水清田(みずせだ)有紀選手(千葉陸上競技協会)が2時間49分34秒で連覇を達成。昨年、自身が打ち立てた大会記録を2分6秒更新した。「終盤の向かい風には参りました」と笑顔でレースを振り返った水清田選手は普段のトレーニングついて、「仕事のあと1時間とれるかどうか。5kmしか走れない日もあります」と限られた時間の中で筋トレなどを交え、工夫して取組んでいるという。男子優勝の丸山選手も毎日の通勤ランを中心に練習するサラリーマンランナーだ。
この日第2期MCCは全日程を終了、この1年で、44大会が参加し「18大会で24の大会新記録」が誕生した。4月からは第3期がスタートする。
◎ランナーズアップデートによる速報はこちら
https://update.runnet.jp/2019sakuraasahi/
■MCC(マラソンチャレンジカップ)とは
http://www.marathon-cc.com/#whats_mcc
■MCC参加大会MAP
http://www.marathon-cc.com/#list_map
開催日: 2019年3月24日
開催地: 千葉県佐倉市
大会オフィシャルページ: https://sakuraasahi.jp/
フルマラソン: 完走者数5614人/出走者数6118人
10km: 完走者数3313人/出走者数3322人
3km: 完走者数1510人/出走者数1511人