大会ニュース
RACE NEWSスタート時の気温7.5℃、風は穏やか。絶好のコンディションのもと、レースはハイスピードで進行した。ジェームス・アンソニー・グラボ―選手(アメリカ)が5キロ16分20秒前後のラップでレースを引っ張り、先頭集団は距離を重ねるごとに人数を減らしていった。
グラボ―選手の紡ぐペースに食らい付いた丸山竜也選手(松戸市陸協)は30kmからの5kmを15分35秒とペースを一気に上げてグラボ―選手を突き放すと、続く35km~40kmも15分53秒でカバー。最後は2位のグラボ―選手に7分近い大差を付ける2時間16分27秒の大会新記録で平安神宮前のフィニッシュに飛び込んだ。
「2時間20分を切れればと思っていたのでこのタイムは驚き」と話す丸山選手が最後は独走の勝利
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丸山選手は昨年に続く2回目の京都マラソン出場での初優勝。表彰式は大会新記録の誕生に沸いた
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「ペースを上げた感覚はなく(グラボ―選手がペースダウンしたので)イーブンで走っているつもりでした。この記録は驚きです」と丸山選手は目を丸くする。専修大学時代は学連選抜の一員として箱根駅伝を走った経験を持つが、現在は商社マン。「通勤ランや休日のポイント練習など工夫しながら大会参加を続けています」と市民ランナーらしく多忙な中、練習時間をねん出している。
自己ベストも2時間27分48秒から大幅更新。「賞金は大会の遠征費用に充てます」と、MCCから贈られた「30万円」の賞金目録を手に喜んだ。
コースは古都、京都の街並みをつないで走る。フィニッシュ地点は平安神宮
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今年から応援naviを採用。フィニッシュ地点では応援の家族や仲間との記念撮影の姿が多く見られた
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女子は最後までペースを守り通した篠崎理沙選手(不動岡クラブ)が2時間51分40秒で優勝。終盤に先行選手を逆転する見事なレース運びを見せたが、大会記録の更新はならなかった。
◎応援naviはこちら
https://runnet.jp/ouen_navi/kyoto2019.php
■MCC(マラソンチャレンジカップ)とは
http://www.marathon-cc.com/#whats_mcc
■MCC参加大会MAP
http://www.marathon-cc.com/#list_map
開催日: 2019年2月17日
開催地: 京都府京都市
大会オフィシャルページ: https://www.kyoto-marathon.com/
フルマラソン: 完走者数 1万5382人/出走者数 1万6289人
ペア駅伝: 完走組数 212組/出走組数 214組
車いす競技: 完走者数 6人/出走者数 6人