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【MCCニュース】最高気温9℃の寒さの中、男女とも大会記録更新で古都が熱く盛り上がる 奈良マラソン

2018年12月10日

奈良マラソンで男女の大会記録が更新!
男子は大学生の塚本裕也選手が2時間18分56秒、女子は山口遥選手が2時間40分50秒で優勝

12月9日(日)に開催された奈良マラソンは今回が9回目。フルマラソンの部の定員は12,000人と関西でも屈指のマンモス大会だ。この日の奈良は日中の最高気温が9℃と絶好のコンディション。大会新記録の誕生が期待された。

男子は序盤から実業団、大学生の有力選手が集団を形成。アップダウンの続くコースを3分20秒ペースでラップを刻んでいく。レースが動いたのは28kmの上り。「周囲が落ちてきた」と感じた初マラソンの塚本裕也選手(大阪経済大)が「ここでペースを維持しなければ」と踏ん張り、集団から先行。
「監督からマラソンは35kmからだと言われていました」と、勝負どころと踏んだ35kmからの5kmもペースを落とさず独走に入り、2時間18分56秒の大会新記録で優勝を飾った。来春から一般企業に就職するため「今日が引退レース」と臨んだ塚本選手は表彰式で「走っているとどんどん楽しくなりました。来年も優勝を狙います」とコメントし場内を沸かせた。

奈良マラソンのコースの特長はいつまでも続くアップダウン。切れ目ない沿道からの声援がランナーを励ます
奈良マラソンのコースの特長はいつまでも続くアップダウン。切れ目ない沿道からの声援がランナーを励ます
大会一週間前に10,000mの自己ベスト(29分21秒)を記録したという塚本選手。「絶好調でしたが、まさか2時間20分を切れるとは」と自身も驚きの快走だった
大会一週間前に10,000mの自己ベスト(29分21秒)を記録したという塚本選手。「絶好調でしたが、まさか2時間20分を切れるとは」と自身も驚きの快走だった

女子は過去3年連続2位に泣いている山口遥選手(AC・KITA)が2014年以来の本大会2勝目を2時間40分50秒の大会新記録で飾った。2週間前の大阪マラソンで自己ベストとなる2時間34分12秒で2位に入った31歳の山口選手は「ずっと勝てなかった奈良の優勝は格別。私も来年走ります」と宣言。表彰式の最後は男女の優勝者が揃ってMCCからの賞金パネルを掲げ、連覇を誓った。

大阪マラソンでは吉冨博子選手(メモリード)に先着して2位に入った山口選手。次は別府大分マラソンに照準。吉冨選手の大会記録(2時間33分00秒)更新をねらう
大阪マラソンでは吉冨博子選手(メモリード)に先着して2位に入った山口選手。次は別府大分マラソンに照準。吉冨選手の大会記録(2時間33分00秒)更新をねらう
表彰式では両選手揃ってMCCからの賞金目録パネル(30万円)を掲げた
表彰式では両選手揃ってMCCからの賞金目録パネル(30万円)を掲げた

■MCC(マラソンチャレンジカップ)とは
http://www.marathon-cc.com/#whats_mcc
※MCC賞金規定に基づき塚本、山口両選手には30万円の目録が授与された。

■MCC参加大会MAP
http://www.marathon-cc.com/#list_map


奈良マラソン2018 大会概要

開催日: 2018年12月9日
開催地: 奈良県奈良市・天理市
大会オフィシャルページ: http://www.nara-marathon.jp/
フルマラソン: 完走者1万1106人/出走者数1万1906人
10km: 完走者3947人/4026人


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