大会ニュース
RACE NEWS「今日は最高のマラソン日和だよ!」
大会ゲストの瀬古利彦さんがランナーたちへ激励すると、それに応えるかのようにランナーたちが快走した。優勝した男子の児玉雄介選手、女子の澤畠朋美選手はともに大会新記録をたたき出し、両選手がフィニッシュする時は会場が大いに沸いた。
大会には41の国と地域から1万人以上のランナーがエントリー。秋の高い青空と白い富士山、どこまでも続くかのような紅葉など、コース上から見える風景が特に美しく、写真撮影を楽しむランナーも多い。それだけに当日の朝に河口湖畔に霧が立ち込めた時はランナーをやきもきさせたが、スタート前には霧が消えて晴れ上がった。
吐く息も白くなる中、ランナーたちはスタートした
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富士山、紅葉が楽しめるとして海外からの参加も多い
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フルマラソンは序盤からいくつかの集団に分かれて展開した。残り10kmほどで児玉雄介選手(朝霞市役所)がスパート。後続との差を広げ、最終的に1分20秒ほどの差をつけてフィニッシュした。児玉選手の記録は2時間21分36秒、従来の大会記録を17秒更新した。女子の部では澤畠朋美選手(さわはた~ず)が昨年に自身がつくった大会記録を44秒更新する2時間39分47秒で連覇した。
スタート・フィニッシュ会場となる河口湖畔は、スタート時こそ2℃と真冬の寒さだったが、お昼頃には陽もあたり暖かくなった。会場では写真入り完走証「ランフォト+(プラス)」(下記参照)のサービスを行っており、ランナーたちはオフィシャルのカメラマンやレース中に自分自身で撮影した写真を完走証に入れてプリントアウトしていた。3時間ほどでフィニッシュした男性ランナーは「河口湖畔は暖かいですが、コース中は日影も多く走るのに最適でした。この大会は景色もきれいなので、写真入りの完走証はいいですね」と笑顔を見せた。
優勝した児玉選手を瀬古さんが迎え入れる
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フィニッシュ地点のトン汁サービスはランナーに人気
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自分のスマートフォンで写真入り完走証を作成できるサービス。スマートフォンで撮影した写真をフィニッシュタイムとともに完走証として作成し、画像ファイルとして保存できる。印刷可。
富士山マラソンでは「ランフォト+」専属カメラマンが派遣され、プロカメラマンの撮った写真も完走証に使用できた。会場内のブースでは完走証をプリントするサービスを行っており、多くのランナーでにぎわった。
詳細は
⇒ https://runnet.jp/runphoto/#service02
昨年までコモディイイダに所属していた児玉選手。目標は実業団時代の自己ベスト(2時間16分16秒)を超えること
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序盤から実力のある選手との集団という展開になりました。32km地点でスパートし、それがうまく決まりました。水戸黄門漫遊マラソンに続くMCC2勝目。優勝を狙っていたので、嬉しいです。
連覇をした澤畠選手。表彰式で賞金の使い道を聞かれると、思わず「シューズです」と答えてはにかんだ
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序盤は寒さ(スタート時気温2℃)で身体が動かず、「今日は厳しいかな」と思いながらの走りでしたが、中盤以降調子が上がってきました。昨年に続いて大会記録を更新できとても嬉しいです。
■MCC(マラソンチャレンジカップ)とは
http://www.marathon-cc.com/#whats_mcc
※MCC賞金規定に基づき児玉選手には10万円、澤畠選手には30万円の目録が授与された。
■MCC参加大会MAP
http://www.marathon-cc.com/#list_map
開催日: 2018年11月25日
開催地: 山梨県富士河口湖町
大会オフィシャルページ: https://fujisan-marathon.jp/
フルマラソン: 完走者7,202人/出走者8,064人
ファンラン: エントリー数2,051人