「一緒に」「みんなで」のニーズに最適！リレー、駅伝大会が大注目の理由

コロナ禍で中止されていたマラソン大会が続々復活を遂げる今シーズン、各地でさらなる盛り上がりを見せているのが仲間や家族と走れるリレーマラソン大会や駅伝大会です。

ここ数年、したくてもなかなかできなかった「みんなで」「一緒に」楽しむことができるイベント。かつ、ヘルシーで「屋外」開催だから感染対策上も安心感あり…そんなニーズにピタリとはまるリレーマラソンや駅伝は、改めて注目を集めています！

これまでソロのマラソン大会は出たことがあるけどリレーには興味なかった人、ランニングはひとりでするものだという信念の人、走ろうなんて誰かに声をかける勇気がない……といったみなさんにこそ知ってもらいたいリレーや駅伝の魅力とは？？

リレーマラソンや駅伝に参加経験豊富な、月刊ランナーズ編集部の山本、梅田に聞きました！！

――ずばり、マラソン大会では味わえない、リレーマラソンや駅伝大会の魅力とは？

「個人のレースほどシリアスに結果を求めないことが多いので、気持ちに余裕を持ってレースを楽しみやすいのが魅力です！とくに2区以降の走者は差がついた状態でスタートするので、普段のレースとは違った展開を味わえるのもリレー＆駅伝の醍醐味ですね。また、チーム戦ということで仲間を応援したり、サポートをしたりされたりするのも参加者同士で親睦を深めるキッカケになります」（山本）

「なんといってもタスキがあることで、次の人が待ってるから頑張らなきゃ！とパワーをもらえます！そしてリレーマラソンだと、走る時間よりも実は待ち時間の方が長いことが多いので、メンバー同士の会話が弾みます。『きつかった～』『速かったね！』といった大会中のコミュニケーションから、仕事や生活のことまで色々話せたりするんですよね。周回コースでの実施が多いので、応援しやすかったり、子ども連れでも交代して面倒が見られるので、家族などで参加しやすいのも魅力ですよ！」（梅田）

――大会を選ぶ際のポイントってありますか？

「楽しめるポイントが人によって異なる場合もあるので、参加するメンバーによってどの大会にするかを考えると良いかもしれません。走歴の浅い人が多い場合は、短い距離を何度も走れるリレーマラソンに、ガチなランナーが多い時は駅伝にするなど、メンバーの趣向に合わせて大会を選ぶとより楽しめると思います」（山本）

「国立競技場やプロスポーツの球場といった、普段は走れない場所が会場になっていると大会は、それ自体がワクワクしますよね。24時間たすきを繋ぎ続ける「24時間リレーマラソン」のような、みんなでひとつの初めての経験ができる大会も面白い。景色が良かったり、大会前後で観光や名物が食べられるなど＋αの楽しみがある大会もポイントが高いですね！」（梅田）

――出場する仲間を集めるコツがあったら知りたいです！

「学生時代の友人に声をかけてプチ同窓会を兼ねたり、職場や普段参加している練習会のメンバーを集めるなど、何かしらのテーマを決めておくとチームを作りやすいと思います！とくにリレーマラソンは距離が短い大会が多いので、走歴が浅い人でも誘いやすいです。チーム戦になると普段とは違った一面が見られるかもしれません」（山本）

「1周だけでいいから、歩くだけでもいいから！とハードルを下げていくと集まりやすいですね。リレーなんて無理、というリアクションだった人にも、とにかく周りを埋めてから『〇〇さんも出るからどう？』と参加しやすくしてみたり。大会に、走る以外の抽選会などのイベントがあれば、それも後押ししてくれるかも（梅田）」

――リレーマラソンや駅伝大会に出るにあたり、おすすめの工夫や参加方法ってありますか？

「ウエアやアイテムを揃えるとテンションを上がりますし、ある程度走れる集団なら、タイムアタックをしてみるのも楽しいはず。待ち時間に、持ち寄ったおやつを食べながら雑談するのも楽しい思い出になりますよ。コースに仲間が見えたら、とにかく応援です！」（梅田）

「ランニングサークルやクラブなどに入っているのであれば、メンバーを多く集めて複数のチームで出場するのがオススメです。身近に競う相手ができてチーム戦の醍醐味をより味わえますし、遠足のような気分で賑やかに参加できます！　また、大会後には懇親会があると色々な人と交流できて楽しさ倍増ですよ！」（山本）



それぞれが自分のレースをがんばるマラソン大会とはまた違って、リレーや駅伝ならではの楽しさがいっぱいありそうですね！　同僚や家族はもちろん、気の合う仲間たちと定期的に集まる機会としてのレクリエーションにも、子どもを通じたパパ友グループなどのイベントにも人気なのがうなずけます。コロナ禍の規制も緩んだ今こそ、思い出作りの機会になりそうですね！　お二方、具体的なアドバイスをありがとうございました！！