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RUNNET TRAIL開催日: 2018年11月4日(日)
開催地: 広島県(広島市)
距離:
【ロングコース22km】出走者数: 269人/完走者数: 264人 完走率: 98.1%
【ショートコース16km】出走者数: 152人/完走者数: 149人 完走率: 98.0%
【ビギナーコース 7km】出走者数: 74人/完走者数: 74人 完走率: 100.0%
リポート/西川 拓司さん
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広島市中心部から約1時間で到着できる場所で開催される可部連山トレイルラン。冬場のフルマラソンに向けた脚づくりの一環として、また地元広島市の近場で本格的なトレイルを堪能できる、ということで第1回から連続して出場しており、今年も22kmのロングコースに出場しました。
●コースマップ
http://kaberenzan-trail.com/course.html
西川さんの装備
当日の天気予報は晴れ。暑くなることも予想されたため、対策としてハイドレーション1リットルを凍らせて携行。エイドは給食が充実していますが、念のため補給食としてジェル1個を携帯しました。
当日は気持ちのよい秋晴れ。レース前に大会プロデューサー奥宮俊祐さんよりコース説明や装備品への注意喚起があり、ウォーミングアップをしながらレースをイメージしました。
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午前9時、ロングコースのスタート!
まず3km程度の上り下りのロード区間を経て、未舗装区間に突入します。最初に挑む可部連山の最高峰、堂床(どうとこ)山の山頂までの距離は約2kmで高低差が660m。急激な上りが続くため、周囲を意識せず無理のない自分のペースで、歩幅を狭めてピッチを刻むことにしました。とくに傾斜のキツいところは無理に走らず、歩きで攻めて前進していきます。
![]() 可部だけに(!)壁のような急登に挑む
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堂床山の山頂から一気に150mほど下ると、次の可部冠山までは大きな難所もなく、気持ちよく走れます。可部冠山を越えると備前坊山や白木山、可部の街が見えるコース随一の絶景が広がります。可部峠の第2エイド(9.4km地点)を越え、次は小掛山へ。
![]() 下りの急坂も集中は切らせない
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![]() 小掛山を過ぎたあたりには展望台が点在。北広島方面を見下ろせる
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上り基調の起伏が続く小掛山を過ぎたあたりから、脚だけでなく、身体にも重だるさをジワジワと感じ始めます。先頭争いをする中で精神的にも追い込まれてきました。
上りがキツいところに掛けられているスタッフ手書きの応援メッセージ、そして山中やエイドでもらった多くのエール(ナンバーカードを見て名前を呼んでくれる)のおかげで、気持ちが切れることなく、下り区間が始まる14.7km地点の中倉峠へ。
![]() エイドにはパンやナッツなど豊富な給食が。広島レモンの砂糖漬けが女性に好評
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![]() ビギナーコースにはお寺(福王寺)のお堂内に設置されたエイドも!
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中倉峠まで来るとあとは基本的に下りとなるため、もう登らなくてもよい、という解放感とともに、トレイル区間が終わってしまった寂しさが入り混じります。
![]() コース上では見事な紅葉も目を楽しませてくれた
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中倉峠から2~3km程度は、下り坂とはいえガレ場が続くため、足首の捻挫などしないよう注意しながら下りました。ラストのロード区間を耐え、最後は笑顔でフィニッシュ!
![]() 地元女子大生による和太鼓で気合注入!
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![]() 中高生の書道パフォーマンスに選手たちも思わず見入る
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奥宮さんとMCの掛け合いや、地元学生のパフォーマンスに加え、会場にはゴール後の食事や地元特産品の並ぶ出店も多く、アフターレースもとても楽しめる大会です。
![]() 選手を送り出し、迎えてくれた発着ゲートとともに
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■次回参加の方へのアドバイス
●ロングコースとショートコースは、堂床山の山頂以降、気持ちよく走れるトレイルになっています。堂床山までの急登で心身を使い切らないことが、残りのコースを楽しめるコツだと思います。
●ロングコースの中倉峠からのガレ場は足裏を痛めやすいので、トレランシューズかソールの厚いシューズでの出走をお勧めします。
●広島市内中心部から近距離にも関わらず、海抜700m超の山々が連なるコースで初心者から上級者まで本格的なトレイルが堪能できます。県外の方は市内観光も兼ねて参加されてはいかがでしょうか。
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広島県広島市在住、38歳。中学から大学まで陸上部。 |
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