| TOPへ

RUNNET TRAIL

トレラン・レースリポート

  • 東丹沢宮ケ瀬トレイルレース

開催日:4月19日(日)
開催地:神奈川県(愛甲郡清川村)

はじめてトレイルに挑戦するロードランナーにもお勧め!
首都圏から日帰りできる人気大会!

リポート/野村 佳代さん

朝8時、730人の選手が一斉スタート
朝8時、730人の選手が一斉スタート

今年初のトレイルレースは、これからのトレイルシーズンの練習も兼ねて、がっつりトレイルでなく、ロードが多い(トレイル率40%)東丹沢宮ヶ瀬トレイルレース(距離32.1km、標高差1,116m)に出場しました。
レース会場は、神奈川県の宮ヶ瀬湖畔園地。スタートの朝8時の気候は寒いくらいで、風はなく曇り空。コース最高地点の姫次東(標高1,433m)はガスもなく見晴らし良好とのアナウンスがあって、レース日和のスタートになりました!

スタートから11km近くは早戸川沿いを新緑の山に向かって緩い上りのロード。
トレイルシューズでの舗装路の上りはランニングシューズに慣れてる脚にはちょっと重かったけど、走りながら、広々とした川や滝からマイナスイオンをたっぷりもらい気持ちのいいスタートになりました!

第一関門(10.8km地点)まで来ると身体が温まり、汗もかき始めたので、着ていた薄いウエアーを脱いで半袖Tシャツに。さあ、これからトレイルです。
伝道(12.5km地点)に着いたときにはすでに長蛇の列。
シングルトラックなので一列になりヨッコラ、ヨッコラ
登りながら、持参した水とジェル一個を摂って、
全体がゆっくりペースだったので森の中で大きく深呼吸~気持ちいい!!

しかし、休息のような上りもつかの間、急な上りが続き、前の人との間隔が広がらないようについて行くのがやっと。途中、脇で休んでる人もちらほらいましたが、私は上りで頑張らないと下りが遅いので、休まずゼーハーしながら登って行きました。
長い上りはこの区間のみでした。

地元の方たちによる「東丹沢宮ケ瀬出陣太鼓」で気持ちもアップ!
地元の方たちによる「東丹沢宮ケ瀬出陣太鼓」で
気持ちもアップ!

スタートして2、3kmくらいに見えた宮ヶ瀬湖は神秘的!
スタートして2、3kmくらいに見えた宮ヶ瀬湖は神秘的!


山頂からの眺めも美しい! 気持ちよく深呼吸
山頂からの眺めも美しい! 気持ちよく深呼吸

新緑が美しく山頂からの眺めもGood!
要所要所のスタッフの応援で元気をもらえる

榛ノ木丸(14.7km地点)へ着くと、コース山頂の姫次東
までの区間は道も開けて見晴らしよく、ようやく走れる
ようになり、途中細い尾根から左右に落ちないように気を付けながら走りました。
大会の10日ほど前に関東地区で4月では珍しい降雪があり、この東丹沢も雪で覆われたと聞いたのがウソのように新緑の春を感じるトレイル。

コース山頂の姫次東(16.4km)地点からはほぼ下り。
レースも折り返しの後半へ。
苦手意識のある下りトレイルには、スタッフの方が要所要所で迎えてくれ、下りの足元注意を促してくれたり、
応援してくれたりと、疲れた身体に元気をもらえました!
ありがとうございます!!

しばらく木段の下りが続きますが、ここで内転筋が何度か攣りそうになりビックリ。
上りで使う筋肉と下りで使う筋肉が違うのを実感。
木段の下りは私の弱点を見つけてくれて今後の練習の課題になりました。

何とか攣らずに、ようやく見えた第2関門(20.8km)地点のエイドでは塩バナナを初めて食べたけど、これはかなりイケる! しょっぱ甘い塩バナナのエネルギーで、その後のトレイルはゆる気持ちよく森林浴しながら下りました。

20.8km地点の第2関門の給水ポイント。スタッフのみなさんの応援も温かく嬉しい
20.8km地点の第2関門の給水ポイント。
スタッフのみなさんの応援も温かく嬉しい


早戸川にかかる青い橋は早戸川橋。気持ちのよい清流を眺めながら、この橋を往復とも渡ります
早戸川にかかる青い橋は早戸川橋。気持ちのよい清流を
眺めながら、この橋を往復とも渡ります

下り途中から舗装路の奥野林道へ。今までトレイルの下りで遅かった分を挽回しようと、かなりのランナーを抜かしたけど、ここの舗装路の下りで脚を使い切ってしまったのがゴール後の反省点でした。もっと余力をもって下るほうがよかったですね。
25km過ぎ、松茸山へ登りのトレイル。舗装路の下りに慣れた脚で上りはきつかったけど、やはりトレイルは脚に優しい~。

27.6km地点、早戸川橋からは往きと同じコースを戻ります。川で釣りをしている人もいます。「何が釣れるのかな?」
会場のアナウンスが聞こえるくらい近くなって、ゴールまであとわずかと思った会場内の芝生を周るコースは思ったより長く、レースで酷使した脚には優しく芝生でほぐしてくれる感覚はあったけど、気持ちは早くゴールしたい一心でした(笑)
ゴール後の温かく具だくさんのけんちん汁は、疲れた身体に塩分とエネルギーをもらえて美味しかった~!!

この大会は首都圏から近いので、朝車で東京の自宅を出発し、会場には1時間ちょっとで到着。駐車場はスタート地点のすぐ側にあるので、車の中で待機したり、荷物を置いたりできるのがとても便利でした。
トレイルシーズン始めの足慣らしレースとして、ゆっくり楽しむトレイル初心者(制限時間が7時間)も参加しやすいと思いました。

男子総合優勝の秋元佑介さんのゴール!
男子総合優勝の秋元佑介さんのゴール!


リポーター/野村 佳代さん

リポーター/野村 佳代さん

東京都在住。ランニング歴8年。第2回(2008年)東京マラソンが初マラソン。
「トレイルは2、3年前から始めました。北海道出身なので、来年は大雪山ウルトラトレイル(80km)を走りたいです。そのためには色々な山を走りレベルアップしたいです!」





一覧に戻る