きついアップダウンを走り観光名所を巡る　函館マラソン

昨年は雨の中でのレースとなりながらも男女ともフルマラソンで大会新記録が出た函館マラソン。北海道新幹線の開通を記念して2016年にフルマラソンが新設されてハーフマラソンとの同時開催となって4回目を迎えます。

函館市千代台公園陸上競技場を発着点として序盤から小刻みなアップダウンが続きます。函館山と津軽海峡が一望できるフラットな中盤を経て函館港沿いのラスト10kmはループ橋などのアップダウン、さらに日本ではあまり見られない石畳のコースも。

手強い地形の一方で、観光ポイントをおさえたコース設定やエイドの充実も函館マラソンの特徴。函館市民の台所「中島廉売」、函館山や路面電車といった函館ならではの風景、金森赤レンガ倉庫の前も走り抜けます。

前回大会を2時間46分27秒で走り、女子大会新記録で優勝した森川千明さんが前回を振り返ってくれました。
「厳しいと言われるアップダウンはリズムにつなげて走りました。それでも35kmを折り返してからの、復路の「ともえ大橋」はきつかったです（笑）。大会新記録が見えていたのでキロ4分を上回らないことを心がけて足を動かしました」

フィニッシュ地点でいただいたメロンはとにかくおいしかったそうです。
「私はいただく余裕がありませんでしたが、海鮮丼などエイドのフードが豪華でした。それを食べる楽しみもある大会だと思います。キツさもあるけれど楽しいのが函館マラソン。完走すれば、自信になると思います。」