ランニング用語事典

記録

record

コースや気象条件によって、記録が左右されるロードレースの場合、国際陸上競技連盟(IAAF)が記録公認をしていなかったため、従来を上回る記録を出しても「世界最高記録」と言われていたが、2004年に同連盟は記録公認諸条件を整備し、フルマラソンを含む道路競技の記録も「世界記録」と呼ぶようになり、これに日本陸連など各国の陸連も追随した。

世界記録【WR、World Record】
 男子 ウィルソン・キプサング(ケニア)
    2013年 ベルリンマラソン 2時間3分23秒
 女子 ポーラ・ラドクリフ(英国) 
    2003年 ロンドンマラソン 2時間15分25秒

アジア記録【AR、Area Record】
 男子 高岡寿成(日本) 
    2002年 シカゴマラソン 2時間6分16秒
 女子 野口みずき(日本) 
    2005年 ベルリンマラソン 2時間19分12秒

日本記録【NR、National Record】
 男子 高岡寿成(日本) 
    2002年 シカゴマラソン 2時間6分16秒
 女子 野口みずき(日本) 
    2005年 ベルリンマラソン 2時間19分12秒

大会記録【GR、Grand prix Record】
自己記録【PB、Personal Best】

参考記録
非公認記録として認められないもの(ネットタイムもこの1つ)。
下記はその条件に当てはまるレース(フルマラソン)。
(1)非公認コースである。
(2)スタート地点とゴール地点間の直線距離が、そのレースの全距離の50%以上である。
(3)スタート地点とゴール地点間の標高差は1000分の1km以上、すなわちフルマラソンでは42m以上である。

(2)と(3)に該当することから、ボストンマラソンで2011年に出た2時間3分2秒のタイムは世界記録として扱われなかった。

ランニング用語事典