ランニング用語事典

カーボローディング

carbohydrate loading

マラソンを走るときのエネルギー源となるグリコーゲンを、より多く筋肉や肝臓に蓄えることを目的とした食事法。グリコーゲンローディングともいう。以前は、体内に貯蔵されたグリコーゲンをいったんすべて使い切り、枯渇状態にしてから炭水化物を摂取する方法がとられていた。しかし今では、そうした極端な方法でなくても筋にグリコーゲンが蓄えられることがわかった。そのため最近は、レースの3日前からごはんやパスタなどの糖質中心の食事に切り替える方法が主流となっている。仕上げとなるレース当日の朝食は、餅入りうどんやおにぎりなどの穀類主体で消化のよいもの、グリコーゲン蓄積に効率よく働くクエン酸を含んだオレンジジュースなどを推奨する指導者が多い。

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