二日酔い★

≪ 二日酔いを予防したい ≫

▼二日酔いの原因とそのメカニズム
アルコールは胃に吸収され、肝臓でアセトアルデヒドに分解され、最終的には二酸化炭素と水になり、汗や尿、呼気などのかたちで対外に排出される。アセトアルデヒドは非常に有害な物質であり、肝臓がアセトアルデヒドを分解できない状態になると、身体をこの物質がめぐるため、頭痛やめまい、吐き気などといった二日酔いの症状があらわれる。

▼改善する栄養素は…
二日酔いを防止するには肝臓で処理ができる範囲内のアルコール量でとどめておくのが最善策だが、時には“ハメ”を外してしまうときもある。そのような日は、アルコールの代謝に働くビタミンB1を含むサプリメントを飲む前に摂取しておくことが望ましい。飲み過ぎた場合は、体内のマグネシウムが排出されてしまい、悪心や頭痛などを起こすため、ビタミンB1を含むマルチビタミンや、マグネシウムを含むサプリメントを飲酒前に摂取すると良い。肝臓の解毒機能を強化する栄養素には必須アミノ酸のひとつでもあるメチオニンやオルニチン、含硫アミノ酸のひとつタウリンなどが有効。また、カレーの黄色のもととなるウコン（ターメリック）なども、肝機能を強化し、解毒作用を助ける働きがある。
■メチオニン
【多く含まれる食品】
肉や魚や野菜、果物やナッツ、ほうれん草、チーズなど幅広い食物
■オルニチン
【効果的なとり方】
アルギニンと一緒に摂取することで相乗的な効果が期待できる。
【多く含まれる食品】
シジミ
■タウリン【多く含まれる食品】
イカやタコ、魚の血合いなど
■ウコン