ランナーズ2024年2月号

巷でよく行われているフルマラソンに向けたロング走は「レースペースでの30km」。もちろんこの練習メニューを実践できれば効果的なのは間違いありません。ただし、ハードであるがゆえに「なかなかできない」というランナーもいます。本企画では、やり方次第で「ゆっくりペースでも効果が倍増するロング走」を紹介。4人のコーチが自身の経験に基づく革命的な（？）ロング走を提案します。ご自身に合ったメソッドをお試しください。

◎2日連続ゆっくりロング走（中田崇志コーチ・パラメダリストの伴走者）
◎身体の器を広げる42km～走（松尾和美コーチ・ベルリンマラソン優勝）
◎周回ぐるぐる3～4時間LSD（篠原太コーチ・世界陸上マラソン5位）
◎慣れれば簡単（？）毎週ロング走（原田拓コーチ・ホノルルマラソン日本人トップ）

この秋、フルマラソンの世界記録が男女ともに更新されました。その時のペース配分はいずれも後半のほうが速い「ネガティブスプリット」。では、フルマラソンで理想のペース配分は「後半型」なのでしょうか？　トップ選手と市民ランナーに違いはあるのでしょうか？　多くのトップ選手をみてきた指導者や研究者に話を聞きました。フルマラソンを「失速せずに走り切りたい」ランナーは必読です。

制限時間4時間でファンランナーの参加はほぼなし、コースは前半が下りで後半は上り基調の中、向かい風になることが多い。シリアスランナー向けの雰囲気と運営、ハードなコースで知られる大田原マラソンが、今年4年ぶりに復活し11月23日（木・祝）に開催されました。大会の模様や4時間切りに挑んだランナーたちの声を紹介します。